2017年1月30日月曜日

2016年度 授業最終日



 今日で今年度の大学の授業がすべて終了。
 成績をつけ終わり、来年度のシラバスの準備もできたし、ようやくホッと一息ついています。

 お疲れ様ということで、PAULのタルトを買って帰り、家でお茶にしました。
 こないだ実家で見るともなく見ていたテレビで、ある喫茶店のマスターが説明していたとおりにやるようになってから、自分の淹れるコーヒーがおいしくなりました。お湯を注ぐ位置とタイミングを変えただけで、こんなに違うとは。何ごともプロはすごい。
 
 3月20日ごろまでもう予定は満杯とはいえ、春休みが始まる前日はうれしいものです。
 明日ははやく目が覚めそう。

2017年1月10日火曜日

『ちっちゃいさん』絵本屋さん大賞2016で24位入賞!


先月末に発売になった月刊MOE2月号で発表されたMOE絵本屋さん大賞2016で、イソール作『ちっちゃいさん』(講談社)が24位に入りました。
 30位までに翻訳ものは6点のみ。1年間に刊行されている絵本の数を思うと大健闘です。

 『ちっちゃいさん』は64ページというボリュームも手伝ってか、「大人向け?」とたずねられることが多いのですが、これを機に、ぜひとも少しおねえちゃん、おにいちゃんになったお子さんと読んでくれる人がふえるといいなと思っています。

 保育園で働いている友人からは、次のような感想が届いています。
 保育園の5歳児に読み聞かせしたところ、今まで読み始めるとすぐ「この本つまんな~い!」なんて言っていた女の子が最後まで食い入るように挿絵を追い、時には笑いながら時には質疑応答しながら、とても真剣に聞いてくれました。その後、5回ほど子どもからリクエストがあり!(こんなこと初めてなの)読んでいます。感謝しています。
 
 子ども達によんだら、「かわいい」「ウンウン……」
 。共感できるユーモアあふれる内容ですね。
 ほらね、子どもたちもこんなに楽しんでくれるのです!

 保育園で、幼稚園で、小学校で、子どもたちとぜひ。
 下のお子さんができたとき、上のお子さんと読むのもおススメです。

 『ちっちゃいさん』で、子どもたちもしあわせになってくれますように!

2017年1月3日火曜日

2017年

元旦に調布の家からのぞんだ富士山

 ここ数年は、毎年年始は私の実家に両親、姉一家、私の家族が集まり、とりたててごちそうはなくても、それだけで「またみんなで会えたなあ」という充足感があるのですが、今年は集まったものの、気持ちが晴れずにいます。

 というのも、ここ数か月で私の両親の衰えが激しくなってきたからです。昨年の頭ごろから、父の歩行がかなり怪しくなってきて、ときどき孫の顔もわからなくなるようになり、どうしようと思っていたら、今度は、父につきあって、一日何もせずに家にこもるようになってしまった母が、あれよあれよという間に衰えてきました。
 母に、「あなたのうちは、子どもは男の子ばっかりだったっけ?」と言われたり、「大学に行かない日は何しているの? 翻訳? 何語の?」などと問われたりして、呆然としています。
 何十回となく同じことを嘆かれたり、同じことを繰り返し聞かれたりするので、悲しいし、気持ちがどんどん落ちこんできます。

 認知症という言葉は知っていても、実際に自分の家族がそうなったときに、どんな心持ちになるか、まったく想像が働いていなかったのがよくわかりました。
 
 逃げずに向き合うしかないですね。まあ、なるようになるでしょう。

 翻訳ではやりたいことがたくさんあるし、がんばろう。
 今年もよろしくお願いします。

近所の骨董品屋さんで