12月7日は誕生日でした。
7日に見にいったOnionさんのモザイク |
去年の誕生日のブログに「どうしたらずっと翻訳をしていけるかとばかり考えている」と書きました。今もまったく同じ気持ちです。
でも、今年8月にグアダルーペ・ネッテル『赤い魚の夫婦』(現代書館)が刊行されて、これまでとちょっと違うステージに入った、そんな感じがしています。
幻覚かもしれないけれど、やっとここまで来られたという気持ち。
自分の意地で翻訳にかじりついているだけで、弱気を見せたら、「ならやめれば」と言われるだろうという心もとなさがあるのは、今も変わりませんが、翻訳の同志たちに支えられています。
すごくうれしかったのは、先週末に立ち寄った大型書店2店で、『赤い魚の夫婦』だけでなく、新刊のアナ・マリア・マトゥーテ『小鳥たち マトゥーテ短篇選』(東宣出版)も平積みになっていたこと。『赤い魚の夫婦』をきっかけに、他の訳書を手にとってもらう機会が増えたのなら、それはすごい快挙だなと。
アンドレス・バルバ『きらめく共和国』(東京創元社)や、マルセロ・ビルマヘール『見知らぬ友』(福音館書店)にも手をのばしてもらえますように。どっちもおもしろいよ。ビルマヘールは、大人でも楽しめるという呼び声が高いので(自分で言うか!)。
おもしろいと自分が思った作品を翻訳する機会が少しでも増えるよう願いながら精進します。来年も穏やかに誕生日を迎えられますように。
2年ぶりに家族で誕生日会食。 |
おめでとうございます。いくつになっても誕生日は嬉しいものですよね。この世に生を受けたこと、これまでいろいろあったけど無事に過ごしていられることに私は毎年感謝します。
返信削除宇野さまがずっと翻訳を続けていられるよう応援しています。