『イデアル〈改訂新版〉』
著者 宇野和美、平井素子、Paula Letelier
出版社 同学社
2020.2.1
4年前に出版したスペイン語の教科書『イデアル』の改訂新版が、この春刊行になりました!
初版刊行後、大学で使ううちに、「こうしたほうがよかった」とか「こんなものもあればよかった」と思う部分があり、共著者の平井素子さん、パウラ・レテリエルさんと、2年ほどかけて見直しをし、仕上げたもの。
週1、2回だけ第二外国語でスペイン語を習う平均的な大学生が、1年間でここまでは身につけてくれるといいなと思う要素にしぼりこんだ、シンプルなつくりです。手一杯な内容を積み残して進むより、基本をしっかり身につけて達成感をもって学ぶほうがいいと、何年かの経験から実感して、こんなふうになりました。
自慢は、最初の版と同じく、イラストをおくやまゆかさんが描いてくださったこと。マンガで活躍するおくやまさんに、もうしわけなく思いつつ(という割に、ずうずうしく……)、今回も表紙絵やいくつかの新しいカットを描いていただきました。
語学教科書には異色の軽やかさ、楽しさ、明るさで、少しでも教科書を開いてくれるといいなと思います。
また、今回、文化紹介の写真をいくつか差し替え、昨年10月に他界した大学時代の友人の撮ったサンティアゴ巡礼の道の写真も3点入れました。数年前に巡礼の道を踏破したとき写真をFacebookにあげていたので、できたら掲載させてもらえないかと頼むと、「うれしい!」と言って、選んでくれました。
私はこの教科書を使う機会はなさそうだけれど、載せられてよかった!
おくやまゆかさんは、この2月に幼年童話『うりぼうウリタ もりのがっこう』(偕成社)を刊行しました。あわてんぼうでくいしんぼうのかわいいウリタのお話、おすすめです!
こうして2冊並べると、いとこ同士みたいだね。
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