2020年12月7日月曜日

60歳になりました!

 

少し前まで、自分の年齢など普段は忘れていたのに、今年はかなり前から、何歳になるか意識していて、苦笑しています。何しろキリがいいから。

 画家の堀越千秋さんが、あと何日だとか、何時間だとか、数えるからいけない、数えないのがスペイン式だと、どこかに書いていらして、そういう生き方に憧れているのに、やっぱり数えてしまうのは、まだまだ修行が足りないのでしょう。母親になる前と、なってからとで、ちょうど同じくらいの年数だなと、計算すると、またまた恐ろしいことに気づきます。

 どうしたらずっと翻訳をしていけるかとばかり考えているうちに、気づくとここまできていました。それはそれで、幸せなことなのか。終わりがあることを、以前よりよく考えるようになりましたが、どこまで行けるんだろう、この先には何があるんだろうと思うのは、今も昔も同じ。私は私を生きるのみか。

 翼のべ空飛ぶ鳥を見つつ思う 自由とは孤独を生きぬく決意 鶴見和子

 これからもどうぞよろしくお願いします。

 写真は、今年の1月末、モンテビデオのLinardi y Risso 書店でのスナップです。