2016年9月17日土曜日

THE TOKYO ART BOOK FAIR 2016


昨日から19日月曜日まで、THE TOKYO ART BOOK FAIR 2016というイベントが、京都造形芸術大学・東北芸術工科大学外苑キャンパス@青山1丁目/外苑前 で開催されています。
くわしくはこちら

何にもなければ、このイベントについて知らずじまいだったのですが、ひょんなことから知りました。8月のはじめ、スペインのある出版社からメールが入ったのが始まりです。

このアートブックフェアに今年はブラジルが招待され、上記の絵本のイラストレータ、ブラジルのファビオ・ジンブレスが参加する、ついては、自分のところの絵本を持っていきたいと言ってきたが、今からだと、スペインからブラジルに送るのが間に合うかわからない。ミランフ洋書店に送るので、受け取って、9月にファビオに渡してくれないか、という依頼です。

本は、1週間ほどで送られてきました。B4サイズくらいのずっしりと重たい本が10冊!
ファビオは、「ポルトニョールがカンペキだから大丈夫」と言われ、預かっておくことになりました。

ファビオからそのあとポルトニョールで、東京に着くのは9月12日になると連絡があり、さらに、たぶん16日の午前に連絡してとりにいくと、メ―ルが入りました。
そして、昨日。
午前中待てども連絡こず。フェアは3時からだというのに、どうするのかと思っていたら、いきなり知らない人の携帯から、「外国人の人がお宅に行きたいと言っているのだが、道がわからない」と電話がかかってきました。行ってみるとファビオでした。

重たいし、道もわからないから、フェアの人が一緒に来てくれたのか、と思ったのですが、そうではありませんでした。グーグルマップでわかるだろうと直接来たけれど、わからなくなって、近所のお店にとびこんでたずねたら(不動産やさんだったもよう)、そこにいたダスキンのマークの作業着を着ているその親切な方が、案内してくれたとのこと。
いやはや。

きちんと連絡が来て、ぱっと渡してと、スムーズにはいかないかもと、危ぶんでいましたが、予感が的中。
ああ、ラテンアメリカ! 

まあ、いいやね。無事、本を渡せたわけだから。
しかも、そのりっぱな本を1冊プレゼントしてもらいました! 書いてくれたサインがこちら。


ここのところ、ずうっと原稿でてんてこまいでしたが、なんだかゆかいな気分。

ファビオの展示は、こちらです。
上記の本を売っていますから、どうぞ買ってください。見てのとおり「パナマ」がテーマの本です。

「「DESENHO TERRÍVEL(酷い絵)」という絵のジャンルを確立したコミックアーティスト」とあるので、とんがった人かと思いきや、シャイなやさしい笑顔の人でした。
明日、ちらっと見に行こうかなと思っています。